いちゃもんスローライフ

地球の声を聞きませんか

日記

ひたる

今朝はめずらしく早起き出来て風呂に入った。静まりかえった家の風呂場から外を見てみると、うちの猫が庭にいた。何をするでもなく佇んでいた。目線を感じてなのか振り向いて私をみた。そして家に向かって走り出し、その場を立ち去ってしまった。猫の静寂を破ってしまったようで「そのままいればいいのに」と思ったが仕方がない、我に返ってからだを洗い始めた。そうしているうちに色々な所の汚れが気になり出していつの間にか自分の体でなくて風呂の掃除を始めていた。湯船につかりながらやはりあれこれと考えをめぐらしていた。網に入ったヨモギやドクダミ、松葉などの香りがよく、お湯も柔らかだ。このお湯にしてから家族の入浴回数と長風呂が多くなった。息子の一人はお湯につかりながら時を忘れているようで一時間ほどもかけている。そのために彼が出るまでは入浴は不可となる。後先を考えず、他人目線を忘却して自分の世界にひたれる彼は自然なやつだなあと思った。それに比べて私は後に入る人のために時間を気にしてゆったりと過ごすことが出来なくなっている。何も考えずにお湯を味わい、ひたるという行為を持続できないでいる。ぼうっと過ごすことも無くはないが、無目的で「ただすきだから」とかで流れに任せるという尊さを忘れている。また自己犠牲的な動機がどこかにあってそれを続けてしまうと恨みに変わったときに「人のためはひとのせい」が露呈されるもので、拡大解釈すればやはり偽善者だったとなる。マナーの大切さは理解しつつもあくまでも自分以外の人のためにやってあげたなどという恩着せがましい歪んだ心は正しておきたいものだ。奇麗になるのが嬉しくて風呂場を磨くのはいいが「誰もやってくれないから私がやるしかない」などというのであればそれも改めなければと思う。

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