いちゃもんスローライフ

地球の声を聞きませんか

日記

梅雨の終わらない月末

子供の頃の七月の今頃は「盛夏」という感じで蝉の声がBGMで見上げれば青い空が伸びていた。夜明けの白み始めたころの静寂は何にも代えがたいほどの魅力に満ちていて、明け渡すような開いたハートさえ置いておけば、そこに降りて来るものがあることを知っていた。円滑な人間関係をどう築いていくかとか、自分をうまく表現するとか、夢をどう叶えたら良いかだとか策を練るような努力を惜しまないで頑張っていく人間が作り出した人間中心の成功への物語を四六時中考え、その実現のために精力を傾けていくことが立派な人間の生き方だと信じていた。けれども一方では、たった一人の時間を誰にも干渉されることのない自分目線からの世界に身をゆだねて過ごすことの嬉しさも幼いころから身についていた。こうして文章を書いていると思い出した。同文ではないが同じような内容のものを以前にも書いていて、いつかも書いていたなと気が付くことが幾度もあったな、と。どうやら私はこの季節の早朝のひと時の喜びやその時に出会ったものの記憶が毎度毎度めぐるように思い起こされるようだ。社会や文化とは他人あってのものばかりだ。その中にしか人は生きて行けないと思い込んでいるが、これからは期間限定でなく今よりもっと非社会的な独自的で自然に「明け渡すような感じ」の枠を外した生き方を探求していこうと思っている。無努力で無作為な成り行きのままの、自分にも備わっている筈の自然の諸力のようなものをもっと実感できるような生き方をつづけていくつもりでいる。

-日記