いちゃもんスローライフ

地球の声を聞きませんか

日記

在ること Ⅳ

実家の母は遺産相続の手続きがもう少しで終えるという頃に病気になってしまった。母の入院中、姉は元気だった。姉の所有となった農地は結構な広さでとても一人では管理できるものでもないのだが、楽観的な性格だからなのか定年を待たずに退職し、これから農業に専念する旨を私に話して来たときは「ほんとに出来るの」と返してしまった。あわよくば全てを独り占めしたがっている姉に関わりたくない気持ちは昔からあったので多くは話せないできた。「あんただって出来たんだから、馬鹿にしないでよ」と姉は言っていた。母は姉を頼りにしたくはなかったようだが病身でもあり我慢するしかなくなっていた。倒れる寸前まで働いていた母だったが半身が利かなくなって電話に出ることも容易ではなくなり運転もできなくなったからだ。葛藤はいかばかりか想像できる。こちらもそれ以来ほとんど連絡をとっていない。息子たちは見舞ったり電話がかかってくれば話をすることもあるようだったので様子は聞けていた。息子が言うには「お祖母ちゃんってあんな性格だったのかな、もう一緒に居れないんだよ」と足が遠のいてしまっている。さて、半年もたたないうちに姉が病気になって障害認定を受けるほどになったという。身体が痛むので薬に頼っているらしかった。あの二人の葛藤のエネルギーは大きくなってどうなってしまうのか。身体が動かなくなると思いが膨らんでいく。自己浄化が難しくなるからだ。身体を動かせればそれなりに解消できるのだが元気だった人ほど不満は大きくなるだろう。それがこちらに向かわないはずがない。しかし恨みや殺気は出した人の責任だ、私のものではない。他人の出した殺気は発信元に返るのが道理くらいに考えている。私は私で父の遺志を受けたものとして実家の二人の動向をみながらどのような流れになっていくのか「運命はいかに」と今は静観している。

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