いちゃもんスローライフ

地球の声を聞きませんか

家族物語 手作り 日記 田舎生活

ものづくり

この頃ずっと木工作業を楽しんでいる。何をどのように作っていくか寝ても覚めてもイメージを膨らませている。少し大きめのガラスケースのようなものを製作中で納屋にしまってあった210×94㎝の古戸(硝子引き戸)を利用している。大掃除の際にいつも捨てにくいものは保留状態でしまい込んでいるが、重く大きい硝子の古戸は邪魔でしかない。ぼんやりと燻製箱とか乾燥ボックス、または温室で沢山麹作りが一遍にできる最適なケースが作れないものか考えていたこともあって、その古戸を使えないかと計画を立て始めたのだった。処分する位ならばダメもとで作って楽しもうと木工作業も始めてからひと月になる。実はガラスケースを始める前には屋根付きの室外機カバーを仕上げている。当初は室外機カバーだけを作ろうと思っていた。室外機カバーは三つ同時に作っていて二つは完成して設置が済み、あと一つは波板を張るだけになっている。余った波板や木材などは捨てるのは勿体ないが古戸と同様に場所を取るので苦になっていたし、もの作りが好きだといっても必要に迫られて始めることが殆どで、木工作業はそう多くなく大工仕事は久しぶりのことだ。ケースに使うガラス面が広すぎる古戸は見るからに扱いにくく、使えそうで使いたくはないものだった。ケースを作りたくなったのは、庭の柿の実が思いのほか早く熟しているのが気になり出したからだった。柿は葉っぱが殆ど虫に食べられてしまったために実だけが丸見えでよく陽に当たり完熟が早まったのかもしれない、などと考えながらどう加工するか想像しているうちに去年作った段ボール箱の乾燥機は50個くらいしか入らなかったことを思い出した。あれはもう使いたくないなと思い始め、やっぱり大きなケースを早々に手に入れたくなってしまった。今年も作ってみたいという気持ちは膨らむ一方で道具が揃わないならやめたほうが身のためだというせめぎ合いの中で、道具は便利なものがよく、不便なものは疲れるから捨てて、新しく作るしかないという結論と共に作ろうと気持ちが強くなっていった。最初は「ダメもとで作って楽しもう」というのは作業に入りやすくする為に心身をほぐして「より面倒なことに向かうつもりはないよ」とお気楽ポーズをとって「作るからには完成度の高いものを作らないと勿体ない」という声を隠しているだけなのだが、心が決まれば本当にいいものができる気になってくるから不思議なものだ。そして結局のところ面倒な細かい作業をし続けて今日も手元が暗くなるまで熱中し、日没の早さが何とも恨めしいのだが断念して母屋に戻った。

-家族物語, 手作り, 日記, 田舎生活