いちゃもんスローライフ

地球の声を聞きませんか

家族物語 日記

サイン

カマキリがどこに産卵したのかを見ればその年の積雪を占うことができるらしい。おそらくカマキリに限らないのかも知れないがその場所が高所に産み付けられていれば大雪となり、低めの所ならばそうならないと予想できるという。次世代にいのちを繋げるためにそうした本能を持ち合わせているのだろうが、どこにそのような情報がありそれをどのようにキャッチして生を営んでいるのだろうか。人間はそれ以上の危機管理能力や生存本能全があったらよいと思う反面「なるようになる」と潔くどんな現実も受け入れる度量のある人はどこか魅力的だし、達人なのかも知れない。ただ素直に内面を見つめれば日ごろ見落としがちなことでもサインと思えるし、いのちを育む為にまるで方々から助け手が差し伸べられているようにも感じる。自分の意志を超えた生かされているような人間の思惑とは別ものがあるのは確かだ。

ふと思い出したが311の前年の初冬のこと、実家の裏山に百や二百ではない相当数のカラスの大群が四方八方から集まってきて木に止まったカラスで山が黒くなってしまったことがあった。父も外に出ていたので近くでその様子を共に眺めていた。それは日暮れ時だった。父は「今まで生きてきたけれどこんなの見たのは初めてだ」と呟いて空を見上げていた。何処にこのような数のカラスが住んでいて何ゆえにうちの山に集まってきたのか考えてみれば奇妙なことだった。そしてこのようなことを書く気になったのにも少々戸惑っている。

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